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聖観世音菩薩
(しょう かんぜおんぼさつ)


オン アロリキャ ソワカ


念彼観音力
苦しみ 悲しみ 悩み 迷い 願い
心に苦厄が生じたなら 観音さまを念じなさい
一切の功徳により 全ての苦は消え去り
願い叶って心清らかになるでしょう
信じなさい  念じなさい
お慈悲のまなは常に平等で
いつも衆生に注がれています
南無観世音菩薩

道慧作


観音さまは、慈悲の仏さまです。
慈とは、いつくしみ・思いやり・情け深さ
悲とは、苦しみを除く・同情・あわれむ     という意味です。
我々、衆生を慈しみ、哀れんで苦を取り除いて下さるのです。

観音とは、衆生の声を聞くということです。私達が音を聞くという事とは違います。仏の智慧で聞くのです。ですから私達が災難などに遭った時、観音さまのお名前を念じたなら、観音さまはすぐにその声を観じ(聞き)救済をして下さるのです。

私達が観音さまといっているのは、聖(正)観音です。千手観音とか十一面観音とかは、聖観音が変化したお姿なのです。

観音さまは色々なお姿に変え、救済をして下さいます。男性・女性・女の子・男の子・おばあさん・おじいさん・大工さん・漁師さん・動物・昆虫などなど。それは救済をされる私達の立場や状況にあった姿になって現れ、生きとし生けるもの全てを救済して下さいます。

そして、あらゆる状況にあっても観音さまがすぐに助けに来て下さいます。
「何故すぐに来れるの?」と疑問に思うかもしれません。それは観音さまをはじめ、仏さまは移動する時間がとても早いと言われています。瞬時に移動するというのです。
ですから、助けがほしくて観音さまのお名前を唱えたなら、聞きつけた観音様はすぐに来れるのです。

観音様にも六道を救済する六観音があります。
聖観音は餓鬼道に落ちた亡者を救済します。
餓鬼道とは、飲食が出来ない世界です。食べたり飲んだりしようとすると、火に変わってしまって食べられません。もし、口の中に含むことができたとしても、その喉は針のように細いので飲み込むことができないのです。
このような、罪深い亡者でも観音さまは救って下さいます。

瀬戸内寂聴さんが言っておられます。困った時に手を差し延べて、助けて下さった人が観音さまですと……。
一人一人が観音さまのお心を持って、優しく接することの出来る人間になりたいものです。

観音さまの容姿
観音さまが、かぶっているものは宝冠または天冠といいます。
宝冠の真中にある小さい仏様は化仏(けぶつと)と言います。菩薩は何段階かの修行があって、最高位に到達すると次の如来になれます。補処(ふしょ)の菩薩といいます。
補処とは前の如来が亡くなった場合、その如来のいた処(ところ)を補って如来になれる菩薩のことです。観音さまの化仏は阿弥陀如来ですので、阿弥陀様の次に如来になれるのです。
宝冠の帯は冠帯(かんたい)といいます。
両腕につけている装飾を臂釧(ひせん)、そこから出ている帯は臂釧帯(ひせんたい)
両手首つけている腕輪を腕釧(わんせん)
首から掛けている首飾りを瓔珞(ようらく)
首から全身に流れるように掛けている帯を天衣(てんね)
天衣の下に着けている、腰から上ものもを条帛(じょうはく)、下のものを裳(も)・裙(くん)という

菩薩は出家前のお釈迦様が基本になっているのでインドの貴族の姿になっています。ですから装飾品を沢山付けているのです。

持っているものは蓮華ですが、蓮華にも色々なものがあり、その形によって意味も違います。
蓮華は泥の中から汚れのない花を咲かせるので、俗世に染まらないということから仏花として尊ばれてきました。観音様の持っている蓮華は、衆生救済の象徴
未開敷蓮華(みかいふれんげ)  つぼみの蓮華
   真実の教えをさとすために用いる方便を仏に例え、仮の姿で出現した仏のシンボル
開敷蓮華(かいふれんげ)  開いている蓮華
   真理に戻る仏身を示す。法の実のシンボル
枯花蓮華(こかれんげ)  枯れた蓮華
   仮の教えが消滅をし、人が悟りに達して真実をつかむよう、教え導く仏のシンボル
花瓶の中の蓮華は、仏陀の誕生のしるしです。
白蓮華(びょくれんげ)  最も尊い仏法の象徴
青蓮華(しょうれんげ)  如来や菩薩の眼に例えられる
他に紅蓮華(ぐれんげ)・紫蓮華(しれんげ)・黄蓮華(おうれんげ)などがありますが、これらの意味はわかりません。


イラスト(c)2004RayLand