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お 地 蔵 さ ま



オン カカカ  ビサンマエイ  ソワカ





梵名がキシャチギャバで訳して地蔵という。

『供養をしたいと思う者は、菩薩像を安置し、顔を西に向けてご供養し、お香を焚いて華を散じて、慈悲尊と阿弥陀様とを供養しなさい。現世では福利を得、後世では極楽に生まれる。
心呪を念ずる者は人の供養を受けて罪がなく、神呪を唱える者は輪王宝が具わりそして諸々の魔軍を砕破し調伏させる。地蔵を常に見る者は定まった業(ごう)の報いを受けず、常に地蔵の名を聞くものは百万の病に感染せず、印を結ぶものは無上の道を得て一切の仏・菩薩のが常に来て守護し、心に従って奉事する。地蔵を供養する者は、一切の願いを成就することができる。
地蔵の本願は浄不浄を選ばず、念じたなら安穏を得られる。危険災難中に念じたなら、諸々の災難を除き消滅させる。』という。

お地蔵さまは如来になれる仏さまなのですが、お釈迦さまが入滅をして弥勒菩薩が現れ、衆生救済をしてくれるまでの間、自らこの世にとどまり菩薩のままで衆生救済をし我々を導いておられるのです。
生前に一度でもお地蔵さまに手を合わせたなら、地獄へ落ちても救って下さると言うのです。

お地蔵さまというと、水子地蔵を思いだされる方がおられるかと思います。
水子地蔵とは流産などをして、この世に生まれて来ることが出来なかった赤ちゃんや幼くして亡くなった幼児を、お地蔵さまに守って頂こうという願いが込められています。
賽の河原の地蔵和讃に賽の河原で子供が父母を思いながら積んだ石を、地獄の鬼が次々に壊してしまう場面があります。
これは、幼くしてこの世を去った幼児のことです。親を悲しませた罪は思いとし、鬼が容赦しないのです。
そこへ、お地蔵さまがやって来て、子供達を衣の裾の中へ入れ、鬼から守って下さるのです。

そして、地蔵菩薩報恩さ和讃(宍戸栄雄氏作)の一節では、耳は聞こえず、声も出ず、目も見えず、立つ事も出来ない水子が横たわっているのを、お地蔵さまがご覧になり哀れんで、お手を差し延べ両親に代わって抱きかかえて守って下さいます。
こうしたことから、お地蔵さまが子供を守って下さるので、お地蔵さまにお願いをしたなら安心をしていられるという訳です。
ジ〜ンとくる和讃です。一度は拝読をお勧め致します。

お地蔵さまの持ち物というと、宝珠と錫杖が代表的です。
宝珠(ほうじゅ)    
  先のとがった丸いものです。如意宝珠(にょいほうじゅ)ともいいます。
  願い事を叶えてくれたり、苦厄を取り除いてくれる珠です。

錫杖(しょくじょう)  
  丸い輪のついた杖です。仏の功徳の根本を示す杖です。
  本来は僧侶が修行の道中、ヘビや毒虫などの害虫から身を守るために錫杖をつ
  き、音をたてながら歩いた。


【六 地 蔵】

お寺の入り口に、ニッコリ笑って迎えて下さる六体のお地蔵様。
六道それぞれにお出でになり、亡者の救済と教化をしています。
六道とは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の6つの世界のことで、この世界は輪廻(りんね)の世界です。
輪廻とは生まれ変わりのある、煩悩のある世界で、生前の行いによって生まれ変わる道が決まります。

『ある宮司さんが帰依し地蔵の名前を唱えたのち、病気なり六日を過ぎてにわかに気を失い、たちまちあの世に赴き、迷っていた。時に六人の僧侶が来て、一人は香炉持ち、一人は合掌し、一人は宝珠を持ち、一人は錫杖を持ち、一人は華筥(けばこ)を持ち、一人は念珠を持っていた。香炉を持っていた僧侶が告げました。「汝は私を知っているか? われ等は六地蔵である。六道の衆生を救うために六種の姿に身を現し、汝 神に仕える者といえども、久しく我に帰依をしていた。これをもって汝を本土(この世)に返らせる。汝は必ず我が像を造り敬いなさい」と言われた。宮司は病気平癒の後に像を刻み、一堂に安置した。』

六 道  1.地獄道(じごくどう)
       八熱地獄(八種類の熱い地獄)・八寒地獄(八種類の寒い地獄)などがあ
       り、生前の悪い事をした度合いによって落ちる地獄が決まります。
       最下位の地獄は、そこまで落ちるのに2000年掛かり、その臭いは一呼吸で
       お浄土が吹き飛んでしまう程、臭いと言われている。

       救世主  檀陀地蔵菩薩(だんだじぞうぼさつ)
              梵名 ビサバハリホラキャ
              仏の三徳で亡者救済に当る。
              持物  右手に錫杖(仏智の象徴)
                   左手に宝珠(あらゆる苦難を取り去る)

      2.餓鬼道(がきどう)
       飲食をしようとすると全て火に変わり、食べる事が出来ない。
       もし、食べる事が出来ても、喉が針のように細いので飲み込む事が出来な
       い。餓鬼にも色々な種類がいる。

       救世主  宝珠地蔵菩薩(ほうじゅじぞうぼさつ)
              梵名 ラタノウキャラ
              持物  右手 与願印(求めるものを与えてくださる)
                   左手 宝珠(あらゆる苦難を取り去る)
              

      3.畜生道(ちくしょうどう)
       動物の世界。知恵がなく、親、兄弟でもお互いに害し合い楽の少ない世界

       救世主  宝印地蔵菩薩(ほういんじぞうぼさつ)
              梵名 ラタノウバニ
              持物  右手 如意(願い事を叶えてくれる)
                   左手 宝珠(あらゆる苦難を取り去る) 

      4.修羅道(しゅらどう)
       戦いに明け暮れている世界。心の安らぎがない。

       救世主  持地地蔵菩薩(じじじぞうぼさつ)
              梵名 ダラニダラセン
              持物  右手 梵篋(インドの経典)
                   左手 宝珠(あらゆる苦難を取り去る) 
      

      5.人 道(じんどう)
       人間世界。恨み、ねたみ、欲などの煩悩がある迷いの世界

       救世主  除蓋障地蔵菩薩(じょがいしょうじぞうぼさつ)
              人のために八苦の蓋障を除くもの。
              持物  右手 施無畏印(苦を取り除いてくださる)
                   左手 宝珠(あらゆる苦難を取り去る)


      6.天 道(てんどう)
       宝石の道、木には果実なり、いつでも食べる事ができ、美しい音楽が流れ、
       心地よい風とかぐわしい香りが漂っている。楽しく、美しい世界。
       しかし、天人の寿命は400年とされ、老いと死がある。

       救世主  日光地蔵菩薩(にっこうじぞうぼさつ)
              梵名 タラダチヤシャヤ
              天人の五衰を照らして、その苦しみを除くもの。
              持物  右手 経
                   左手 宝珠(あらゆる苦難を取り去る)


六地蔵にはいくつかの異説があります。全て上記のお地蔵様ではありません。


イラスト (C)2004RayLand