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不 動 明 王


ウマク サンマンダバ ザラダンセン ダンマカロシャダ  
ソワタヤ ウンタラタ カンマン




梵名はアシャラナータで不動尊・無動尊・聖無動尊という意味です。
『不動』とは菩提心が堅固で、智慧が動揺しないという意味です。
すでに成仏しており蓮華座に座る資格があるが、自ら身を落として衆生救済をしています。

『明王』の『明』とは真言のことで、大日如来の智慧そのものです。大日如来の智慧は一切の煩悩を滅して、暗もない明るい世界になります。その智慧に勝れているのを称賛して『明王』と言います。




お不動様は大日如来の教令輪身で、真言行者を守護し、よく念じたなら一切の障碍を除き、お不動様の姿を見たものは菩提心を起こし、名前を聞いたものは悪を断ち善を修し、説法を聞いたものは大いなる智慧を得て、心を知るものはすぐに成仏するということです。
また、大日如来のいう事を聞かない頑固で救いようのない者には、怒りの相を現した不動明王が羂索で縛り、正しい道に導いているのです。
ヒンドゥー教のシヴァ神の異名であるという説と、シヴァ神が仏教に入り大自在天になるが、仏陀の命により大自在天を屈伏させたのが、不動明王という説があるそうです。

お不動様の大威力には、畏れ敬う念を起こさせる威厳の徳の力、悪魔を降伏させる威嚇(いかく)の徳の力、正法や善人を護る威徳の力の三徳力が具わっています。
身体は緑黒色で、衆生を救おうとする慈悲を現しています。
座っている又は立っている座を瑟瑟座(しちしちざ)といい、永遠に変わることのない菩提心、体性が変わることのない事を現しています。
火焔はお不動様の大いなる智慧を現しています。大いなる智慧は真実をありのままに照らし出し、どんな煩悩でも焼き尽くされるので焼き清められます。そしてどんな汚れも取り除いて清浄にしてくれます。火焔はお不動様の大いなる智慧を現しているのです。
上記の写真のように火焔のものが多いですが、このように火炎の中にお不動様がいらっしゃるのは、自らが火焔となり煩悩を焼き尽くす凄まじい姿を現しているということです。

護摩祈祷は、行者の心身を清浄にし、行者の仏様への信心は仏様の衆生救済という力に働きかけ、仏から注がれた力が人々の願い事を叶えます。仏・行者・衆生が一体となって初めて願い事が叶うのです。


髪の毛は右側に垂れている灰色の部分を辮髪(べんぱつ)と言い、ひたすら衆生救済に没頭することを示したもの。

頭頂の蓮華は忿怒相に対して、内に秘めた慈悲を現している。

額の皺は六道を輪廻している衆生を思いやっている。

片目を閉じている場合は、修行時の不動明王

両目を開けている場合は、修行が完成をした不動明王









羂索(けんさく)
あらゆる衆生を引き寄せ、正しい道に導く。
優しい言葉でもってしても正しい道に入らない頑固者を縛って、降伏させて導く。












利剣(りけん)
煩悩などのあらゆる障碍を断つ。
三毒という欲・怒り・愚痴の三つの煩悩や障りを、お不動様の大いなる智慧の剣が断ち切って下さることを現している。












                 






お不動様も三尊像で現される場合があります。
向かって右が矜羯羅童子、左が制托迦童子です。
矜羯羅童子(こんがらどうじ)は体の色は白でオカッパ頭、穏やかな顔をしている。
制托迦童子(せいたかどうじ)は体の色は赤で髷を結んでいて、怒ったような顔をしている。


イラスト (C)2004 Ray Land